箱入り猫とOh坊さん

アクセスカウンタ

zoom RSS 18世紀のミクシー?

<<   作成日時 : 2007/08/09 23:49   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

『コーヒーが廻り 世界史が廻る 近代市民社会の黒い血液』臼井龍一郎著
 コーヒーへの嗜好、貿易が、世界史の変遷とどう関わっているのか、読み応えのある一冊。
 文章が上手いから、歴史が苦手な人でも引き込まれるんじゃないかな。

 イギリスといえば、紅茶のイメージなんだけれども、それでも一時期は、黒い液体が人々の心を奪い、コーヒーハウスがいたるところにできていた。8000軒ものコーヒー・ハウスがあったというから、スターバックスも真っ青。そこでは、コーヒーを飲むだけでなく、情報が交換され、詩が読まれ、時には郵便が預けられたり、引き取られたり。コンビニのごとくに、活躍していたそうだ。

 しかし、幾多の理由で18世紀末には激減する。
 一つは、女性陣の反対にあった。夫が、コーヒー・ハウスに入り浸ったために、家庭が疎かにされた(加えて、性生活まで?)というのが背景にあるらしい。後には、コーヒー飲んでもインポテンツにならないことを証明するために、子どもを8人作ってみせたという強者もいたくらい。
 また、イギリスの場合、コーヒー・ハウスという場をクラブが取って代わったらしい。情報を交換するにあたって、より閉鎖的で食事もできるクラブが求められるようになった。
 そのクラブというのが、例えば「醜い顔をした人のクラブ」、「狩猟で鎖骨やあばら骨を折ったことがあるハンターのクラブ」など、かなり個性的であり的が絞られたものだったようだ。
 まるで、今のSNSコミュニティのよう。ミクシーさながら、クラブが18世紀のコミュニティを作っていたとは。
 人が求めるものは、スタイルこそ違え、世紀を越えて変わらないものなのだろうかと、ちょっと感心している。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
「18世紀のミクシー?」について
「18世紀のミクシー?」について ベトナムの街角にもコーヒー屋がたくさんあり、なぜか、幼稚園児が座るような小さないすが店の外向きにペアでふたつずつ並んでいます。そして夕方から夜になると、なぜか男性のカップル(同性愛者ではありません)が座ってコーヒーを飲みながら、街行く人々を眺めながら話に興じているのです。ベトナム戦争当時はコーヒー屋で情報交換がなされたそうです。昼間はまだしも、夜はコーヒー屋に女性一人ではとてもとても入りにくい雰囲気です。不思議なベトナム社会のミクシーです。 ...続きを見る
わたしのお話
2007/08/13 22:07

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
18世紀のミクシー? 箱入り猫とOh坊さん/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる